【簡単】永久天国打法

【簡単】永久天国打法

はじめに

虚心坦懐のGoing Underground、第73回。

 


 

今回は、1992頃のお話。

パチスロは3号機の終焉時代で、「コンチネンタルⅡ(ユニバーサル)」「ミスターマジック(Sammy)」「グレートハンター(エーアイ)」「ムサシⅡ(パイオニア)」「トライアンフ(タイヨー)」などが登場した。さらに初の4号機「チェリーバー(ECJ)」も登場し、リプレイハズシ攻略も知人プロ達とよくやっていた。当時は非常に裏モノが多く、虚心のメイン稼働は「ペガサス412(パル工業)」の1枚掛け攻略法(リンク)や「スペーススペクター(日活興業)」のセット打法であった。

パチンコは爆裂機が人気で、権利モノ「ダイナマイト(大一)」やアレパチ「アレジン(藤商事)」のシマが特に鉄火場となっていた。そして、ハネモノでは後にメーカーのイメージキャラにまでなった「たぬ吉くん(京楽)」や「玉ちゃん俱楽部(平和)」が登場。デジパチでも夢々ちゃん初登場の「フィーバーパワフル3(三共)」が人気となった。また、この頃からCR機も徐々に登場し始めた。

そんな中、数珠つなぎ連チャン機として「ブラボーキングダム(平和)も姿を現わした。

「ブラボーキングダム」とは!?

初当り確率1/225、賞球715、大当り出玉約2300個の、ドットを使用した現金機デジパチ。内部的には多少複雑で、9つのモードが存在し、大当り確率1/25の天国モードが1と、大当り確率0/25と絶対に大当りしない8つの地獄モードで構成されていた。

そして、このモード移行の契機が、保留ランプが3個以上点灯した上で起こるハズレリーチであった。そのため、1日に一度も当りの出ない台なども、恐ろしいことによく目にした()

ブラボーキングダム(平和/1992年)
ブラボーキングダム(平和/1992年)

攻略法の内容

前述したように、モードの移行契機は3以上点灯時のハズレリーチということで、天国モードに滞在したら保3以上を点灯させずに打てば天国モードから移行することはない。そこで、考え出された攻略法。

《手順》

① 初当りを引く(大当り=天国モード確定)

② 保3以上を点灯させないように2止めで消化

1/25の確率で数珠連が継続

と、こんな感じで、簡単に攻略することが可能となった。

攻略法の出所

兼業プロのおじさまから「そろそろ自分の車、欲しい頃だろ!? お小遣いやるよ!」と言われて…()

対策ロムが付くまでお祭り騒ぎ!?

当時、虚心はパチスロ攻略が主流だったため、パチンコの、しかもデジパチの攻略ということで耳を疑ったが、実際使ってみると簡単で、2.5円交換ホールでもかなり美味しかった。

しかし、徐々に情報が出回り、朝からシマはごった返すように。さらに、当時のパチンコ屋は整理券などと言うものは存在せず、割り込み放題の無法地帯。加えて、客のガラも相当悪かった。そのため、揉め事や入店時の事故などが多くあり、今とは違ってホールの中ではなく、店の前でパトランプがしょっちゅうペカっていたガチのパトカーや救急車のやつね()。さらにそんな中、虚心は初当りゼロの日などを初体験。次第に、低投資で稼ぎやすいパチスロ攻略の方へ戻っていった。

こうして、この攻略法は、ネットもない時代に瞬く間に全国的に広がっていった。ちなみに、Googleのない時代攻略法を使っていた方が、路地裏へ連れ込まれて胸元をググられているところをよく目撃した()。そうして、誰もが知る有名攻略法になったころには、ホールでは対策をされてしまっていたのだった。

このあたりから、虚心も台のモード移行の仕組みや抽選の仕組みなどを詳しく勉強するようになったため、非常に感謝している1機種にもなった。

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