第5回 かつて実在した攻略法シリーズ① ~攻略法なのにホールは公認?~

第5回 かつて実在した攻略法シリーズ① ~攻略法なのにホールは公認?~

はじめに

今回は「かつて実在した攻略法シリーズ」をお届け。虚心が昔お世話になった(!?)、攻略法の裏話をご紹介。当時の体験などもちょくちょく挟んでいきたいと思います。

シリーズ1回目となる今回は、2000年頃のお話。今から21年も昔のことですね。当時のパチンコは1/2で確変がループし、大当り確率が1/315くらいの機種がほとんどといった感じの時代でした。

パチスロの方は色々なスペックが誕生し、種類も豊富に。中でも液晶機が出始めた頃で、今回のお話に出てくる機種も含め、8ライン機の「ゲゲゲの鬼太郎(Sammy)」なども導入時は人気を博しておりました。

 

この度ご紹介する機種は導入当初から攻略法が通用し、ワクワクが止まらない状態。しかし、10日後には、指名嬢が既婚で子持ちだったときくらいガッカリさせられるというどんでん返しが待っていました。

乾杯RDⅡ
乾杯RDⅡ(ネット/2000年)

乾杯RDⅡとは…

今回ご紹介する機種は、2000年にネットから初の液晶付きとして登場したツインビッグ搭載のAタイプ機「乾杯RDⅡ」。

スペックの詳細は、ビッグ成立の75%がノーマルビッグとなり7枚役が主体のA-400(400枚獲得)25%がスーパービッグとなり15枚役が主体のA-600(550枚獲得)となる仕様。しかも、シフト持ち越し機能まで搭載してあった。メーカー発表値の機械割は設定1695113%でした。

攻略法の内容とは!?

ツインビッグ搭載の本機種でしたが、ビッグ成立時にはノーマルビッグかスーパービッグかは決まっておらず、ビッグが揃えられるG毎に抽選されていました。

そのため、ビッグ成立後はノーマルビッグ成立時に揃えることをリプレイで回避し、スーパービッグ時のみ4コマ滑らせて揃える「スーパービッグ変換打法」という攻略法がありました。

 

~手順~

  1. 中リール上段にビタ押しで「7」を狙い「7」が止まるまで繰り返す。
  2. 左リール2コマ上に「7」を狙い、7とリプレイがダブルテンパイの状態を作る。
  3. 右リールに2連チェリーを上中段にビタ押し。
  4. スーパービッグ時は、「乾杯」図柄が4コマ滑って停止。

 

とこんな感じでありました。

攻略法の出所は?

こちらの攻略法は「乾杯RDⅡ」の前進機にあたる「セブンダラーズ(ネット/1999年)」でも同様の攻略ネタが使えたため、「やれるのでは?」という考えから導入初日から実戦してみた、というのが馴れ初め。

攻略法なのに美味しくない!?

導入直後から5日ほど、仲間内で終日打ったが、攻略法を使っているとは思えないくらいの差枚数。とにかく、負けてこそいないが、前進機に比べ全く稼げない。仲間内で共有しているサンプルで大当り確率を合算しても、大当りが重く設定1の出現率にも全く満たなかった。

そして数日経ち、遂に恐ろしい情報が入ってきた。

なんと設計ミスらしく、リプレイ後は無抽選状態であり、設定6の機械割でも発表値113%から10近くも低い101103%程度だったとか

攻略法を成功させる際、何Gかを要す上、難易度高めのビタ押しが必要なこの攻略法。キャバクラで婚活するくらい全く苦労に見合わず、これなら他の機種を打った方がマシということで、虚心達は、ほとんど打つこともなくなった。

因みに、虚心は専ら「CRスーパーコンビSP」を打っていたが

 

その後、「乾杯RDⅡ」の攻略法も一般的に知れ渡った。攻略について容認しているホールもあったが、結局は早々に姿を消した。

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