パチンコを長いこと打っていれば、大ハマリや大連チャンはもちろんのこと、普通に生活していたらなかなかお目にかかれない「人」との遭遇まで……。本当に不思議なことが起こるもの。

ましてや、人より長くホールに滞在することが多い「パチンコライター」はそんな場面を一度や二度は見ているハズ。

そこで、ホールで「こんな珍しい場面に出くわすこともある」ということをお伝えしていこうというのがこの『パチンコ ホールで遭遇した珍事』!!

ちなみに……今回明かす珍事はあくまで各ライター陣が体験した出来事。編集部とは一切関係ありませんのであしからず。

……要は、昔の思い出話なので「編集部に何か言われても今更何かできるワケがない……」ってことです。どんなことでも、時が過ぎれば語れる思い出!!

どうもどうも! 振り返ると人生初の抽選は商店街で通称ガラポン(新井式回転抽選機)の福引きだった気がする奏弥です。

今回は古き良き新台抽選のヒューマンエラーについて。

かつてはパチを覚え始めてから、新装のために月曜日を個人定休にしていた自分。パチンカーはいつからかより勝ちたいが故に、地元やテリトリーを超えて遠征もしだす。個人的には熱を帯びて、遠出しはじめたら好き好き中毒の一環だと思っています。

それでも一年の半分ほどを地元パチ屋に通っていた時期が数年ある。そこの店はパチマガ攻略軍団もよくデータ取りにきていた店でもあった。

基本は並び先着順でもあったので、店員さんの出勤より常連客が早く到着しているのもザラ。昔はこういう各々の積み重ねで、勝手なセンスの欠片もないあだ名をつけられたり、些細なコミニュケーションで気心知れたりしたものだ。

ただそうなると、毎回新台を打つ常連が固定化されてくるのも先着順の悪い所である。今なら分かるが、できれば一般客はもっと日々の生活のルーティンをゆっくり終えてから入店したいものだから。

ただ少し注釈しておくと、そこの店は20年近く前にリニューアルしたが、お世辞にもまだ昭和の雰囲気も少し抜けきらなかったホールだ(今は知らん)。

それもあり、当時は大盤振舞な日は地元密着型ホールらしい還元っぷりだった。別積みの置き場が溢れるほどの。

お店の判断でいつからか並びが多いときに限り、新台抽選をするようになった。またその抽選方法というのが古典的で、いわば「おみくじ形式」。

新台希望者は店員さんが隠すように竹製の棒を握り、それを順番に引いていく。下部を色で塗りつぶされている棒を引いたら、見事新台確保の権利を得る。

並んでいる人数が少ない場合に限り、ハズれても後ろに並び直して良いシステムだった気がする。

そこで最後の一台を巡って事件が発生!

敗者復活戦に廻った若き日の奏弥と常連のおじさん。順番的には自分が前。残った棒は2本で当たりかハズレのはず。引いたあと、同時に公開しようという雰囲気に…。おかしいだろー。

これがまさかのヒューマンエラーで2本とも色付き。この辺りが杜撰な愛すべき地元ホールだったなぁ。

なぜかハズレくじを追加してやり直しせずに、じゃんけんバトルという古典的抽選・第2ラウンドをする羽目に。

そこであっさり負けてしまう若き日の俺。なんだか子供の頃に見たウルトラクイズでの成田空港のじゃんけんで負けたような感じ。

勝っても負けても○? どろんこクイズさせろよー(←新台打たせろの意)。

突き詰めたら新台好きパチンカーにとって新装初日はグアム旅行だったかもしれない。

今の時代のモバイル抽選は抽選アプリだったり、店舗毎のノートPCできっちり管理しているので便利ですよね。受付サーバーのパンクはあれど……。

我がホールこそがおもしろ抽選方式っていうのもSNSて見かけたい所ですな。

ちなみに打とうと並んで抽選した新台は、CRF.じゃんけんバトル(2004年/SANKYO)というオチではなく……

ポンポン ポポポン 黒ひげポーン!

CRぱちんこ黒ひげ危機一発2(2007年/京楽)でしたがね。

ただパチンコ機におけるじゃんけん演出って最近また増えてきているのよ。P天才バカボン、Pワンパンマン、PA大海5アグネスなど。そもそも令和世代の子ってじゃんけんとかするんですか?(素朴な疑問)

パチで代表的なのはAKBでしょうか。結局何が言いたいのかっていうと……

もう二度とじゃんけんで新台確保を争うことはないだろうな。未だにじゃんけんで新台抽選を決めるホールがあるならそれはもう気合いってこと。